どうもこんばんは~。今年も雪がなかなかふらないですねー
今日は初めてバックカントリーに行く人や行ってみたい人向けに、その魅力とリスク、必要なスキルなどを説明していきます
- バックカントリーとは、手つかずの自然が残っているところのこと
- 日本では主に「バックカントリースキー」「バックカントリースノーボード」という
- 大自然の大滑走ができる最高の遊び
- ただし、雪崩や遭難のリスクがあります。
- 正しい手順と経験を踏んで遊びましょう
バックカントリーとは?
バックカントリーとはwikipediaによると
山野のうち該当するレジャー用に整備された区域以外のエリア[1]。対義語としては「フロントカントリー」があり、キャンプ場、トイレ、避難小屋、登山道等が整備された比較的自由に入場出来るが規制が厳しい場所である。バックカントリーは手付かずの自然が残っているエリアと表現されるが、林業や農業などレジャー以外の目的での整備は入っている場合がある。フロントカントリーと比べるとキャンプ地やスキーの滑走場所、たき火、用便について規制は少ない。国によっては環境保護のためにバックカントリーへの入場人数を制限している。
wikipediaより
と表現されています。つまりは、整備が届いていない、人の手がまだ入っていない場所のことを言います。手つかずの自然が残っている場所のことですね。日本では主に「バックカントリースキー」「バックカントリースノーボード」と言われる事が多く、主にスキー・スノーボードの愛好家がそれを嗜んでます。海外では手つかずの自然が残っていること全般を指すので、雪山に限らず、野原での野営などもバックカントリーといいます。山菜採りのおばちゃんも海外ではバックカントリー愛好者ということになります。
またスキー・スノーボード界隈では、ゲレンデの端からコース外の野原に出て、またゲレンデに戻ってくることをサイドカントリーといいますのバックカントリー
バックカントリーの魅力は?
バックカントリーの魅力を一言で言うのはすごく難しいのですが以下のようなことが挙げられるのではないでしょうか。
- 大自然を満喫できること(すごく広い雪山を我がモノのように遊べる)
- 壮大な斜面での滑走
- ドロップポイント(滑走開始地点)までの旅感覚
僕は入山してからの登りからすごく好きなのですが、手つかずの自然がある大自然の雪山を歩く「非日常感」は何者にも代えがたい特別なものがあります。歩いているだけで雪がシンシンと降る音を感じながら一歩一歩ドロップポイント(滑走開始地点)を目指すその時間がものすごく特別です。本当に贅沢な時間を満喫できています。
また壮大な斜面を大滑走できるのはまた一つ大きな魅力です。すごく大きなゲレンデだとしてもバックカントリーのアルパインエリア(標高が高い所)での滑走は比べ物にもなりません。最近では多くの愛好者がいるので混雑もあるのですが、その大斜面を独り占めできることもあります。誰もいない斜面を最初にドロップした感覚はいまだに忘れられません。本当にドラッグよりも強烈な中毒性があると言っても過言ではないです。
さらにドロップポイント(滑走開始地点)へ行くまでの旅感覚も個人的には魅力の一つです。一つ一つ尾根を超え、また危険な所避けて遠回りをしながらも着実に目標に近づく。その感覚が非常に良いです。自分のスキルよりも少し多くの場所に来れた時の達成感も忘れられない思い出になります。歩くのは本当に辛いときもありますが、それもまた達成感を上げる要素の一つです笑。
バックカントリーは危険なの?
よくテレビのニュースやその他の記事などで、遭難や雪崩に巻き込まれて死亡、もしくは行方不明などの事件があります。バックカントリーは先ほどの話の通り、手つかずの自然が残っているところで雪崩のコントロールも誰もしてくれないし、雪崩が起きやすく危ないと誰も言ってくれません。また天候が悪化した時の対処も自分たちでしないといけないです。そのすべてを自己責任で行動しての遊びであるという自覚がなければ遊んでいはいけないものなのです。少し恐怖感が出るように言ってしましましたが、それほどに危険な遊びであると自分自身も忘れそうになるので自戒の意味も込めて書いておきます。
なので自分たちで雪山へ入山するときはそのすべてのことに対処できる。もしくはその想定でパーティ(グループ)を組み、山行を行わないといけません。
バックカントリーに必要なスキルは?
先ほども言ったようにバックカントリーは危険な遊びであることは変わりないです。求められるスキルもそれ相応の物が必要です。
- 雪山での行動、対処方法を実行できる(雪崩の知識など)
- 天候を読み、予想する。
- 自己判断で撤退できること
- 複雑な地形を滑る力
これらのスキルが必要とされています。自分のまだまだ足りないと思う日々ですが、毎日勉強してこれらのスキルを身につける事が重要です。本だったり、現場での経験だったりがこのスキル育んでくれます。このブログでも勉強したことを記録していくので、一緒に勉強しましょう。
また大前提としてパウダースノー(通称パウダー)を滑る能力が必要不可欠です。大自然はゲレンデのようにまっ平らな斜面がほとんどありません。なので、もしスキー・スノーボードでまだゲレンデを滑るのにぎこちないと思った人は、是非滑りをマスターしてからバックカントリーに行きましょう。もう少し踏み込んで書くと、スノーボード・スキーのポジションがセンターでないとパウダーでの浮遊感はそれほど多く感じ取れません。まずはスノーボード・スキーの技術を磨くことも一つ重要です。
何から始めればいいの?初心者におすすめは?
そんな怖いバックカントリーですが、正しい手順を踏めばそれほど遠い存在ではなくなりました。それはギアの進化だったり、ガイドの充実さ、先人が残してくれた知見などが、バックカントリーを身近にしてくれました。初心者の方はまずは以下の手順を踏んでみてはいかがでしょうか。
- パウダースノーを滑れる技術を見につける
- 専用の道具を買う
- サイドカントリーなどに入ってみる。(可能なら誰かと一緒に)
- バックカントリーガイドの初心者コースに入ってみる
- バックカントリーのエキスパートコースに入る(雪山の知識も勉強する)
- 仲間を見つけて知ってるルートを滑ってみる(雪山の知識も勉強する)
6までできれば、もうバックカントリーの病みつきです。一生離れられません。笑 正しい手順を踏んで決して無理をしない。撤退も勇気だと思ってまた次の良い日に雪山に行く。山は逃げないからと思い深追いをしない(無理して入山しない)このあたりを守れば、それほど怖いものではないはずです。
怖い話ばかりではないです。滑っている時の高揚感は今までのスポーツ・遊びの中で群を抜いて1番です!これだけはっきり言えます!
これからのブログでバックカントリーの魅力なども書いていくので楽しみにしていてください ^ ^
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